「ネットの掲示板などを使いすぐにでもメジャーデビューできるかのようなバンドやユニットの形でメンバー募集をし、オーディションと称して女性を街の音楽スタジオに呼び出し、いかがわしい行為に及ぶ」
というものです。うーん、確かにネット上には何故かずっと長期に渡って女性メンバーばかりを募集し続けている人っていますよねえ。（まあ疑ったらキリがなくなってしまいますが…。）言われてみれば、音楽スタジオというのは通常防音がされています。また、場所によっては地下に設置されているなどして受付などからは、中の様子が確認できないようになっている所もあります。もし複数の男性に密室で襲われたら確かに危険な空間であることは間違いありません。
とはいえ、実際にこんなことが可能かどうかは怪しい気もします。アホな男達がいわゆる『武勇伝』めいたものを語りたくて『作った』話で『都市伝説』のようなものかもしれません。しかし警戒するに越したことはないと思います。「歌いたいけれど機会がない」という女の子は結構いると思うので、こういう話に無警戒に飛びつかないように充分気を付けて下さい。
それから、正式にメンバーとして加入して懇意になってからは別ですが、信頼できる関係になるまでは相手に本当の住所を教えない方が無難かもしれません。例えば、「仮の送付先です」とキチンと伝えておいた上で無料で持てる私設私書箱『MyLetter.jp』のようなサービスを使えば、実際に住んでいる場所を特定されずにすみますし、音源のやり取りなどにも支障はないと思います。ミュージシャンの中にはちょっと嗜好や行動のヤバメな方もいます。たとえそのバンドに加入しなかったとしても、「課題曲の音源を送るから」というような経緯であなたの住んでいる場所を知った奴が、後々ストーカーみたいになる可能性も無いわけではありません。（出かけようとしたらどこかで見た人が家の前にいました…なんて恐いですよね。）
あ、でも地方在住の子が「アタシ東京に住んでまーす！」などとウソをつくのはダメですよ！
【追記】
実際にこのような危険に遭遇してしまったという女性の方からメールを頂きました。御本人の許可を得てここに掲載します。ここをご覧の方も是非参考にして頂いて自分の身をしっかりと守って下さい！
＞coccoのようなボーカリストを目指している21歳の女です。 この記事を見てやはりそういうひとがいるのか・・・と思いました。わたしも掲示板に書き込んでは、会ったりするのですが、やはりいました。そういう人。新宿のカラオケ店に連れてかれ、「じゃぁ歌を聞かせて」と言ったので、私はもちろんcoccoを歌いました。その後、歌に対しての感想は「まぁ、俺が教えてやるから大丈夫」のコメントだけで、後は卑猥な話ばかりが続き、ついにはレイプ行為に及びました。話を持ち出された時点で逃げてしまえばよかったのに、やはり、歌う場所を求めてた私にとってはまたともない機会かも・・・なんて甘い希望を抱いていたがために、逃げ出すことも出来ず、その男の行為に加担しました（Hはしませんでした）。そうしたのは、そうでもしないと本当にやられてしまいそうだったからです。。。その後はケータイのアドレスも変えて、連絡が即取れないようにしました。
それから怖くて、本当に歌いたくて・バンド仲間を見つけたくても怖さが先立ち、夢が壊れていきそうな気持ちになりつつも、変な人に会わないようにメンバー探しを続けてます・・・。
とても悲しいことです。だから、私みたいな被害にあわないためにもこの体験談がお役に立てれば幸いです。